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卵巣欠落症対策に、加味逍遥散が処方されました。



 子宮と卵巣、付属器の全摘から10ヶ月、遂に卵巣欠落症対策に漢方を処方してもらう事が出来ました。(諦めず、不調を辛抱強く訴え続けてよかった…。長かった。)

子宮体癌の手術の前に、ホルモン値を一通り計測してもらった所、私はまだ女性ホルモンが満タンになっており、更年期がまだ始まっていないとされる数値でした。そこから、一気に子宮、卵巣、卵管全て取って外科的閉経を迎えました。自然閉経との落差はとても大きく、卵巣欠落症の身体症状の大きさにも影響しているとのことです。

卵巣欠落症…とは
ホットフラッシュ、手足の冷え、関節痛、イライラ、気分の落ち込み、萎縮性膣炎、脂質異常症、発汗、不眠、動悸、疲労感、情緒不安定、頭痛、肩こり、腰痛、皮膚乾燥感、性交痛、外陰部違和感、骨粗鬆症、認知機能低下、動脈硬化、手の強張り。。。

軽く挙げても、何やら色々オンパレードで目を覆いたくなる感じです…。

これらの不調を、本来はHRTというホルモン充填薬物療法で対処するのが一般なのですが、私はホルモン治療が出来ません。何故なら、女性ホルモン由来での再発リスクがとても高い癌に罹患したからです。

症状は、手術後からまもなく出現してきましたが、約10ヶ月どんな症状が強く出るのか、また症状が自然に減っていくものがあるのかを主治医は観察していたようです。そのことが私には伝わっていなかったので、不定愁訴を訴えても対処してもらえないのかと随分落ち込んだ時期もありました。

まず一年間、身体がとても辛かった…。本当によく耐えてきたなと思います。
実は癌の手術前よりも、体調そのものは、今の方がずっと良くないのが現実です。(月経の不具合と不調はありましたが、持病のパニック障害と円錐角膜以外は、手術前まで無症状ででした。)

処方された漢方は、加味逍遥散(かみしょうようさん)。なんだか強そうな名前の漢方で頼りがいがありそうです。まずは、頓服的な服用方法で自己観察するよう指示が出ているので、身体症状が激しく出て居る時に服用しています。

西洋薬と違って、漢方は安全性は高く、効きはとても緩やかです。漢方を服用して二週間が経ちましたが、卵巣欠落症の症状が改善したかというと、正直今は特に変わりはありません。でも、更なる悪化をした症状もありません。

3ヶ月ほど前から飲んでいるエクオールのサプリメントと飲み合わせも悪くないので、気長に期待しつつ、もう少し自己観察をして過ごしてみようと思います。

これを書いている間に、ホットフラッシュで汗だくになったので、たった今加味逍遥散を服用しました。すぐに効くような薬じゃなくとも、飲んだ事で気持ちが和らぐので、それだけでも今はとても有り難いです。


by mellow-stuff | 2024-10-01 18:14 | 子宮体癌