今年の三分咲きの桜たち

　桜の記事は、何故か新鮮なうちにアップしたくなるのは何故でしょう？

開花したての桜の好きな所は、やっぱりその蕾みの色が綺麗に見える所。

朝の7時台の貴重な晴れ間。光が優しいので、白飛びやコントラストが強く出過ぎる問題を避ける事が出来ます。まだ開ききっていない桜の形もタッセルのようで、好きです。

桜が咲き出したばかりのこの様なタイミングは、人と被らない桜の写真を撮りたい方に、とてもおすすめです。

　今年は気温の上がり下がりが激しく、当初の開花予想は早かったものの、その後寒さで大分遅くなりました。こういう年の桜は疲れているので、花びらに皺が入りやすいです。そして、花が落ちるのが早く、エネルギーを葉に譲ります。

今日も、色々なスポットを見て回って来ましたが、咲き出して間もないのに葉桜になりかけていたり、花が落ちだしている木も多く…。次世代の為に、お花は時に自分の命を短くするのですね。

とても気に入っている写真です。下部にうっすら若草色を入れています。

この写真の撮り方を少しご説明しますね。

これは、何かというと…小学校の金網フェンスの上部を前ボケで入れて撮影しています。この方法で撮ると、茶色いフェンスはシックになりますし、シルバーのフェンスは都会的な写真に表現する事が出来ます。

ボケと被写体を入れる面積のバランスは少し難しいのですが、主役を画面の面積の四分の三程度を占拠するように意識すればOKです。中望遠レンズで撮ると、手前も奥も両方ぼけて、主役が引き立つ写真が撮れます。

明日は、どんな桜に会えるか楽しみです♡