2024年 02月 25日
芽出し球根の活け方 ー 水苔とカフェオレボウル ー
今日は、原種系チューリップの芽出し球根の活け方の一つご紹介します。球根と根っこが一緒について来るのが、芽出し球根。背丈は、10センチにも満たないので、ブーケにするのにも難しい…。
そんな時は、乾燥水苔を水で戻してクッションとして使うのをおすすめします。乾燥水苔は、蘭や多肉植物の栽培によく使われますが、芽出し球根の花止めとしても重宝します。
器の淵を壁とするならば、水苔はクッションの替わり。
コロンと転がりがちな球根もホールドされますし、根を痛める事もありません。
市場に行くとフレッシュの苔を売っていますが、ご家庭で使うのは結構なお値段で贅沢ですし、そもそもなかなか手に入りません。
一方、乾燥の水苔でしたら、今は100均で見かけられるようになりました。優しいブラウンをしているので、どんな色味の花と合わせてもシックにまとまります。
今回の花活けに使っているのは、10年以上前にパリのシテ島の花市で買ったものです。直径7センチくらいの、とてもとても小さなカフェオレボウル。紫とグリーンとライム色を1つずつ持ち帰りました。余裕があれば、全色ほしいくらいかわいかった…。
カフェオレボウルの意匠って、なんでこんなにかわいく感じるのでしょう…。
パリの花々、シテ島の花市でも、ランジスの花市場でもどこでもいいので、一生のうちも、もう一回でいいからまた行きたい…♡
by mellow-stuff
| 2024-02-25 22:50
| フレッシュ・フラワー