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告知から2ヶ月、手術から1ヶ月。

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今日から、短時間の一日数回のウォーキングのリハビリを開始しました。

写真は、朝8時過ぎに撮った山茶花。
山茶花が咲くと、冬の始まり。そんな事を感じながらリハビリと、カメラを構えられることに感謝をしながら撮りました。

今日で、子宮体癌の告知から2ヶ月が経ちます。
今日で、子宮と卵巣、卵管の全摘手術から1ヶ月が経ちました。

文字通り嵐のような2ヶ月間が過ぎ、また日常に戻った訳ですが、実際には体感する時間と現実に、心身がまだペースダウン出来ていないようです。

月曜日に、摘出した臓器の病理の結果と、転移の有無の確定診断がありました。

結果は、G1の1Aという事です。
当初の見立ても同じでしたが、主治医からは開けてみないとこればかりは…と言われていました。

希望を持つ事は良い事です。
だけど、初めて癌になってみて、もう今までのように、「きっと大丈夫。悪くても、何かの疾患でしょう。」と気楽に気持ちを持って行く事が出来なくなりました。とにかく癌に関しては…。婦人科系が自分は弱い事は分かっていましたが、まさか、全てを飛び級していきなり癌とは思いもよらなかったので…。
ぬか喜びだけはしたくなかったのかもしれません。

最悪の事を覚悟しながら、なるべく無な状態に自分を仕向けながら診察に向かいました。
今後5年、定期通院で再発していないかを注視し、良性の5個の腫瘍の経過観察もしていきます。

再発したらどうしよう…。良性の腫瘍たちが癌化したらどうしよう…。
考え出したら不安のループにやっぱりなります。癌になった時は、何故産まれて生きて、生きているのだろう…と考える事もたくさんありました。
次々に異常が見つかって、腫瘍が見つかって良性と分かるまでは、すぐではなくてもそう遠くないうちにきっと死ぬんだろうな…と思っていました。

でも、今は、「たまたま地球に縁あって生まれ落ちた者として、生きるからには良い人生を送ろう…。何者かになる必要は無く、一日一日の日常を精一杯生きれば全てよし。いつ命が終わるかは、誰にも分からない。」そう思いながら生きて行きたいと思っています。

告知日から癌の事を考えない日はありません。癌を考えないで良い日常に戻りたくなる時もあります。
でも、癌になったからこそ知った事や見えている景色もあるのかもしれません。
たまたま産れて、たまたまこの年まで生きて、たまたま今年癌が見つかった。そう思う事にしています。
そう思えない日があってもOK。でも、結局はそう思う所に戻って来ます。

卵巣を取った事で、通常の年齢より早く強制的に始まった更年期と、卵巣欠落症に今は戸惑いを感じ、思った以上の大変さに手を焼いています。
ホルモン治療が禁忌な分、前向きな諦めなどの工夫が必要のようです。漢方を試したり、色々とこれから向き合っていこうと思います。
繋いで頂いた命には換えられないのだから、前向きに…と、辛くなったら立ち返るようにしています。

自分の身体の状態に違和感が拭えず、ずっと病院をぐるぐるしていたから見つかった癌ですが、私の力ではなく私は本当にたまたま運が良かったのだと思います。
主治医と看護師さん達にも、本当にたくさんお世話になり、これからも通院でお世話になります。
また、たくさんの方々から力を分けて頂いた事で、今の私が居ます。支えて下さった全ての人へ、心より感謝申し上げます。

私の癌の発見までの経緯や、今後の治療について、少しずつ自分の記録の意味も含めて、記事にして行けたらと思います。
また、どんな小さな事でも、もしかしたら、いつかどこかで誰かのお役に立つ事があるかもしれません。

しばらくは引き続き療養に励む為、受注はお休みいたしますが、写真やお花の活動は細々再スタートしていけたらと思います。

皆様、これからもどうぞ変わらぬお付き合いの程、何卒よろしくお願い申し上げます。

2023/11/16 mii







by mellow-stuff | 2023-11-16 22:29 | 子宮体癌